休職中の定年

休職期間中に定年年齢に達する従業員がいます。
過去にこのような形で定年年齢を迎えた従業員が
いなかったのでどのように対応すべきか困っています。
ということで今回は
『休職中の定年』
についてです👩🦳👨🦳
今回の話を読んでいただければ
休職中の従業員が定年年齢に達した時の
対応方法がわかります💡
知っていただきたいのは
”休職中であるという事実だけをもって定年退職扱いとすることは出来ない”
ということです☝
会社は、高年齢者雇用確保措置として
継続雇用制度を導入する場合
原則として希望者全員を継続雇用しなければなりません🏢
しかし、今回のように休職中など
“心身の故障のため業務に堪えられないと認められること、
勤務状況が著しく不良で引き続き従業員としての職責を果たしえない等を
就業規則に定める解雇事由又は退職事由に該当する場合には、
継続雇用しないことができる。”
としています。
つまり、休職中の従業員の健康状態が定年到達時点において
就業規則で定める懲戒事由や退職事由に該当する状態にあると
認められれば、継続雇用せずに定年退職とすることが可能となります☝
ただし、会社としては、休職中の従業員の健康状態が
どのような状態にあるか、確認、検討する必要があり
その前段階として、継続雇用の希望の有無を聴取することが必要です📋
このような聴取も行わず、休職中に定年年齢に達したからと
定年退職の取扱いを行うと、高年齢者雇用安定法違反となる恐れがあります💥
また、“心身の故障のため業務に堪えられないと認められるとき”
を判断する業務は、原則として
定年後の継続雇用で予定されている業務についてであり
休職前の業務ではないことに注意しなければなりません⚠
また、定年後の継続雇用で予定されている業務に従事することが
可能な程度まで健康状態が回復していなかったとしても
他の負担の軽い業務が存在する場合には、
そちらに配置することは可能かを検討することは必要でしょう☝
更には、健康状態の回復についても、定年到達時には
回復が認められないとしても、定年到達後短期間で
回復が見込まれるような場合には、そういったことも考慮し
時期を調整するなどの対応を検討してもいいのではないでしょうか🙂
会社としてもできること、できないことはありますが
どのようにしたら継続できるのか🙄
そんな観点から考えてみるといいのではないでしょうか😌
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