整理解雇の4要素
会社の業績悪化などの経営上の理由により、
人員削減策として行われる整理解雇ですが、
行うにあたって考慮しなければならない4つの要素があります。
整理解雇が有効と判断されるためには、
重要となりますので、しっかり確認しておきましょう😀
4つの要素としては、以下となります。
・人員削減の必要性
・解雇回避のための努力
・解雇対象者の人選の合理性
・解雇手続きの妥当性
具体的には、
≪人員削減の必要性≫
単なる業績不振ということではなく、会社の維持存続のために、
人員削減が不可欠であるほどの業績不振の状況に陥ったか
≪解雇回避のための努力≫
役員報酬のカット、新規採用の停止、
パートタイマーなどの期間満了による雇止め、
労働時間短縮や残業、休日労働の削減、
配置転換や出向、一時帰休の実施、
希望退職者の募集等
≪解雇を回避するための努力をしてきたか≫
解雇対象者の人選の合理性や人選の基準が、抽象的・主観的なものではなく、
年齢や勤怠、実績、能力など
その他合理的な内容を備えた基準となっているか
≪解雇手続きの妥当性≫
人員削減の必要性について、方針や規模、手続き方法、
人選基準、整理解雇の条件などについて説明、協議を行ってきたか
このような要素を考慮しながら、
慎重に対応する必要がありますね☝
業績悪化してきたから、人員削減ではなく、
そこに行きつくまでに
会社として何ができるのか
何に取り組んでいくのか
しっかり考えることが必要ですね🙂
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