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【スタッフブログ】その給付金、同時に受け取って大丈夫? 知らないと怖い公的保険の併給調整!
2026年9月15日
スタッフの笠原です。
先日、こんな話を耳にしました。
「育児休業給付金を受給しながら、
傷病手当金も受け取れるんだって!」
両方もらえてラッキー!
そんな感覚だったようです。
ご存知の方もいると思いますが公的保険の給付は
自由に重複して受け取れるわけではありません。
公的保険には「併給調整」があります
公的保険には、同じ期間に複数の給付を受ける場合、
支給の可否や金額を調整する仕組みがあります。
例えば、
・ 傷病手当金と育児休業給付金
・ 出産手当金と傷病手当金
・ 労災保険の休業補償給付と健康保険の傷病手当金
・ 失業給付と健康保険の傷病手当金
などです。
制度によって、併給できない場合、一方が優先される場合、
差額のみ支給される場合など、取扱いが異なります。
そのため、
「別の制度だから大丈夫」
「申請できるなら両方もらえる」
と自己判断するのは危険です。
「知らなかった」では済まないことも
本来受け取れない給付を、偽りその他不正の行為
によって受給した場合、法律に基づき、厳しい処分
を受けることがあります。
雇用保険法では、次のように定められています。
● 雇用保険法第10条の4
不正に受給した給付金の返還や、
受給額の2倍以下の金額の納付を命じられることがあります。
● 雇用保険法第61条の9
偽りその他不正の行為により育児休業給付を受給した場合、
以後の育児休業給付が支給されないことがあります。
つまり、場合によっては、
・ 受給した給付金の返還
・ 追加の納付
・ 今後の給付の支給停止
・ 悪質な場合には刑事責任
につながる可能性があります。
「調査されていないから大丈夫」ということではありません。
申請前に必ず確認しましょう!
複数の給付を受ける可能性がある場合は、
どの給付を受けているか
支給対象期間が重複していないか
他の制度から給付を受けていないか
併給調整の対象にならないか
を確認しましょう。
不明な場合は、健康保険、ハローワーク、労働基準監督署など
それぞれの給付の担当窓口に確認することが大切です。
まとめ
公的保険の給付金は、生活を支えるための大切な制度です。
一方で、複数の給付金を同時に受け取る場合には
制度ごとのルールがあります。
「両方もらえてラッキー」ではなく
「両方受け取って問題ないのか」を確認することが大切です。
知らずに受け取った場合でも、後から返還や調整が
必要になることがあります。
また、故意に申告しなかった場合などは
不正受給と判断される可能性もあります。
給付金を申請するときは、他の給付金の受給状況も含めて
正確に申告しましょう。
公的保険は、正しく理解し、正しく利用することが大切です。
「これも受け取れるのかな?」と疑問に思ったときは、
自己判断せず、専門家や担当窓口にご相談ください。




