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【簡読!人事労務】開業して従業員を雇うとき①(労働保険編)

知っているようで知らないことって意外とあったりしませんか?

もしくは、知ってはいるけど実際どうやって利用したらいいかわからないとか・・・

日々、お客様のところに訪問する中でお話ししていると

やはりそういった悩みを抱えている方が多いです。

社会保険労務士の仕事をする中で遭遇したそんな悩みをブログにしてみたいと思います。

今回は開業に関する話です。

 

独立に向けて

半年後に自分で仕事を始めようとしているBさん。(サービス業)

開業の方法を調べていると、従業員を雇う場合どのようにしたらいいのか疑問に思い相談となりました。

従業員を雇用する場合に加入する公的制度

Bさん「従業員を雇おうかと思っているんですけど、どうしたらいいでしょうか?」

 

鈴木「従業員を雇う場合に、加入しなければいけないものに労働保険(労災保険、雇用保険)と社会保険(健康保険、厚生年金)があります。」

 

Bさん「僕も会社員として働いていた時に加入していました。」

鈴木「そうですよね。
従業員を雇うとなると、こういった制度に加入しなければなりません。」

Bさん「そうなんですか・・・詳しく教えてもらえますか?」

鈴木「もちろんです!
では、まずは労働保険からお話していきます。」

 

労働保険

鈴木「労働保険は先程話した通り、労災保険と雇用保険の事を指します。
労災保険や雇用保険って聞いたことはありますか?」

 

Bさん「ありますよ!労災保険は、仕事中に怪我した場合に使えるんですよね。」

 


鈴木「その通りです!仕事中や通勤中の病気や怪我が原因で通院したり、仕事を休んだり、障害、死亡した場合に備える公的な保険です。

雇用保険についてはご存知ですか?」

Bさん「仕事を辞めた時にもらえるやつですよね?」

鈴木「はい、そうです。それ以外にも、育児休業中や介護休業中などにも給付を受ける制度もあります。
こういった、労災保険だったり雇用保険を従業員を雇うのであれば準備しなければいけません。」

Bさん「とりあえず雇うのはアルバイトだけのつもりなんだけど、それでも必要ですか?」

鈴木「労災保険については、アルバイトだろうが何だろうが、1人でも雇う場合は必須です!
雇うアルバイトの方は一週間で何時間くらい働く予定ですか?」

Bさん「えーと・・・一日4時間を5日と考えて、20時間くらいですかね!」

鈴木「そうなると、雇用保険も必要になります。
いくつか要件はありますが、一週間に働く時間が20時間以上の場合には雇用保険も必要です。」

Bさん「じゃあ、20時間未満であれば、雇用保険は加入しなくても良いってことですか?」

鈴木「はい、そうです!要件を満たさなければ加入はしません。」

Bさん「わかりました。とりあえず現段階の予定では、両方加入しないといけないということですね。
ちなみに、“保険”って付くってことは、保険料が掛かるんですか?」

鈴木「その通りです!保険料の費用も気になりますよね。」

 

Bさん「気になります!どのくらい掛かるものなんですか?」

 

 

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